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迫る 東海・東南海地震
災害初動期活動・復旧ストラテジー
Takahiro Kajiura 梶浦孝広




STRATEGY PROJECT PAGE12
★ 救命講習
日本で消防本部によって行われている応急処置技能講習。総務省消防庁による「応急手当の普及啓発活動の推進に関する実施要綱」に基づき、各地の消防局・消防本部が指導する公的資格の一つ。
日本赤十字社の「赤十字救急法基礎講習」「赤十字救急法救急員養成講習」相当である。受講者数では年間約100万人で、数ある救急救命に関する講習の中で最も多い(平成17年度)。
救命
救命、悪化防止、苦痛軽減の3要素に基づく応急処置(応急手当)の実技指導が行われる。講習は、半日の「普通救命講習Ⅰ」「普通救命講習Ⅱ」と、終日の「上級救命講習」に加え、2011年の上記「応急手当の普及啓発活動の推進に関する実施要綱」改訂を受け、「救命入門コース」と「普通救命講習Ⅲ」が新設された。
普通救命講習Ⅰ
救命入門コースは90分の講習で、胸骨圧迫とAEDの使用法を中心とした救命処置が教授される。他の講習は概ね中学生以上を対象としているが、本コースは小学生中高学年(概ね10歳以上)から受講ができる。
普通救命講習Ⅱ
3時間の講習で、広く一般市民を対象に、成人への救命処置(心肺蘇生法、AED を用いた除細動)と、気道異物除去や止血法などの応急手当が教授される。一般的な普通救命講習はこの講習である(赤十字救急法基礎講習と同等)。
普通救命講習Ⅲ
医務室、集客施設職員など、一般市民よりも高頻度で救命処置を行なう可能性のある人(一定頻度者)向けのもので、普通救命講習Iの内容に加え、筆記と実技の効果測定を伴う4時間の講習となる。普通救命講習IIIは一般市民を対象とした3時間の講習だが、小児(消防署における「小児」の定義では15歳未満とされる)・乳児・新生児に対する救命処置と応急手当を扱うもので、市民はもちろん保育園や学校教職員、児童館職員、放課後児童クラブ指導者などに向いている。
上級救命講習
成人や小児・乳児への救命処置や応急手当(普通救命講習IIおよびIIIに相当)に加え、ファーストエイド(三角巾を用いた骨折などの外傷救護法や、熱中症・やけどなどへの対応、事故等での頸椎損傷が疑われる傷病者への頭部保持、その他)、搬送法などが加わり、実技と筆記の効果測定を伴う8時間の講習となる(こちらが赤十字救急法救急員養成講習と同等となる)。
出典:wikipedia